細かな打ち合わせと信頼関係から、住み心地の良い住空間が生まれます。

現場監督とは、どのような仕事ですか?

住宅だけでなく、すべての建設に当てはまりますが、設計図面をもとに、実際に建てる段階、つまり「施工」の監督をします。
ただし、図面どおりに建てるのではありません。施工する段階では、図面ではわからない細かな部分まで理解する必要があります。現場監督は、設計担当だけでなく、それらをお客様にも確認します。設計図上ではどうしても空間がわかりにくいところがあります。時には、「図面ではこのようになっていますが、施工時にはこのように変更します」ということもございます。

あなぶきホームの地盤調査について教えてください。

みなさん、地盤の関心は高いですね。香川県は地盤は強いところが多いですが、一部、地盤改良が必要なところもありますので、現場全てで地盤調査や地盤改良をしてから基礎工事となります。

どこまでをあなぶきホームでやっていますか?

あなぶきホームでは、大工工事、電気工事、設備、左官などの施工は地元の工務店さんと協力体制をとっています。長いところですと、あなぶきホームが創業して以来25年以上のお付き合いのところもあります。あなぶきホームの施工を熟知されている信頼のおける工務店さんです。施工は、どの職人さんも自分の仕事だけをしていればいいのではなく、全体の工程を考えて動くことが求められます。前後の工程とのつながり・連携をスムーズに行えるようサポートするのが現場監督の重要な仕事です。

現場監督としてここが自慢!というものはありますか?

やはり、地元の業者さんとの信頼関係です。工務店・業者さんからも私たちに意見が言えるような雰囲気をもっていますし、弊社からお願いしたことでも改善意見をもらったりしています。このような協力体制が、施工品質にいい影響が出ていると感じています。
建設は、「ものづくり」です。技術も素材も日進月歩ですし、新しい素材や工法、機械も出てきます。いいものであれば採用するという土壌が、あなぶきホームの施工にはあります。

普段から心がけていることは?

物の緩衝とか、納まりですね。建築現場での言葉では「納まりがいい」なんてことを言いますが、素材や物の組み合わせや、色のマッチングなども含まれます。もちろん、専門のインテリアコーディネーターがおりますが、現場監督は現場に行く頻度が高いですから、部屋全体を見た時のマッチング具合をコーディネーターへ積極的にフィードバックしています。図面ができて、そのまま作るというのではなく、そこに現場監督なりの考え方を入れてよりよくする、プラスアルファの面をご提案できるように心がけています。

これまでにうれしかったエピソードは?

あなぶきホームで建てていただいたお客様からのご紹介も多いのですが、弊社の仕事をしていただいている工務店・業者さんから、お客様をご紹介いただいたときはやはりうれしいです。工務店・業者さんは、私どもの会社だけと仕事をしているわけではなく、他社さんとも仕事をされています。そんな工務店・業者さんから、お客様をご紹介いただくことは、プロから見て評価いただいていることでもあり、たいへん光栄に思います。

お客様へのメッセージをどうぞ。

あなぶきホームは、自由設計で、決まった部材・規格だけでなく、あらゆる素材を取り扱うことができるのが特長です。ただ、それは部材のマッチングの良し悪し、施工の難しさも関係してきます。そのため、社内でのコミュニケーションと現場の雰囲気づくりはとても大切にしています。そのような現場があるからこそ、自由設計の良さが活きるのだと思いますし、お客様にご満足いただける住まいの完成につながると考えています。ぜひお客様にもその雰囲気と自由設計の楽しさを感じていただけたらと思います。